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「龍建設とともに。」というテーマで、当社社員をはじめ、当社に関わりの深い方々にお話をお聞きします。
第五回目は、名古屋営業所工事課 工事課長である 河野 誠児氏よりコメントをいただきました。 |
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「名古屋一筋の企業人」 |
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印象に残っている物件のベスト3は
何ですか?
そしてそれはそれぞれ何故ですか? |

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[ベスト3:愛知県東浦町立生路小学校体育館・プール建設工事]
入社して4年目、前田所長(当時課長)、今田工事課長(当時主任)、私の3人で担当した公共工事です。敷地が広く、工期も1年あり、私にとっては大きな現場でした。
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ここでは上司・協力会社の方々に『現場監督の仕事』を一から十まで細かく、熱心に、根気良く教えて【教育】頂きました。
当時の私は戦力になっていなかったと思いますが、教えて頂いた事柄は、今日の業務に大きく活きており感謝しています。
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[ベスト2:理研計器中部本社ビル新築工事]
鉄骨3階建ての小規模なオフィスビルで、着工当初は工事長がいましたが、元請会社様の所轄現場所長に「一人でやってみろ」と言われ、私が初めて一人で任された新築現場です。これは絶対にやらなければと一代奮起し、とにかく一生懸命業務に励みました。竣工式当日、現場所長に「河野君、良く出来とるぞ」と褒めて頂いた時の嬉しさは今でも忘れません。
[ベスト1:中京テレビ放送改修他工事]
地上デジタル化に伴う一連のプロジェクト工事で、3年近くお世話になった現場です。最盛期には前田所長をはじめ、当社4人体制で頑張っていました。
スタジオの改修・オフィスの新築(上野主任、高山係員担当)、地上160mのテレビ塔の塗装替え等々、多種多様の工事を経験できた事と、テレビ局独特の工事制限の中、無事故で終える事が出来たことで、自信のついた物件です。 |
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影響を受けた上司、先輩、同僚はどんな方でしたか? |
〔前田所長・今田工事課長のお二人〕
先程話したベスト3と重複するかもしれませんが、私が部下につく度に建築屋として必要なこと・技術的(QCDSR管理)なことを一から教育・指導をしていただきました。
何度も同じことを言って頂いたこともあったと思います(今も?)。
教え方も性格も異なるお二人ですが、共通して言えることは、早く独り立ちしてほしいとの思いです。営業所の場合所員少数の為、早い時期での独り立ちが求められていると思います。元請会社様名古屋支店内でも龍建設の前田・今田といえば高い評価を受けている有名人です。私はお二人を足して2で割った様な建築屋を理想(目標)としています。
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当社の魅力、長い歴史を築いてきたのは何だと思いますか? |
社訓であります「一考 二究 三行」の実践の積み重ねと、波のある時代も先人諸先輩方が必死で乗り切ってこられた結果が、60年もの長い歴史を築いてきたと思っています。
この歴史が当社の魅力でもあり品質方針である【良い仕事をすることで顧客の信頼を得る】の実践へ繋がっていると思います。
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これまでの当社、そしてこれから会社に望むことは? |
名古屋地区の話しになりますが、私が入社した頃は、当地区協力会"龍和会"に躯体から仕上迄の協力会社さんが一通り揃っていましたが、元請会社のいろいろな制約、社会環境変化によりいつの間にか激減、そして"名古屋龍和会"も消滅してしまいました。
建設一式工事業の当社には協力会社さんは必要不可欠です。厳しい条件のなか、今後の再編が必要かと思います。
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当社で仕事を続けてきてよかったと思うことは何ですか? |
私は高校卒業以来、23年間名古屋営業所一筋に勤務しています。一年一年の積み重ねが龍建設の河野という企業人を形成していく。
確かに雇用条件がいいからとか、家族を養う為とか続けてきた理由はいろいろで、逆に挫折したことも何度かありますが、一企業の建築屋稼業を通していろいろ経験させてもらい、社会人としても成長していけたことが良かったと思うことです。
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他社に負けないこと、逆に足りないことは何ですか? |
当社の技術力(QCDSR管理)は高い水準で、同業他社にもひけをとらないと思いますが、最近、多くの入札物件の見積に携わり感じたことは、当地区では「何でも安くないと仕事が頂けない。なんでもいいから安ければよい」の残念な風潮です。厳しい世情で仕方が無いのかもしれませんが、この状態が長引くようだと技術力を武器にしている当社にとって、思いきった体質改善の必要があると痛切に感じる今日この頃です。
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河野工事課長は、昭和62年4月に入社以来名古屋一筋23年。
日本屈指の大企業のお膝元で、様々な工事に携わってこられました。少数精鋭の名古屋営業所で、現在は理想の上司とともに、ご自身も理想の上司として現場のみならず、部下の指導にも当たっています。
今後も、会社だけでなく、協力会社の育成も含め、当社の力となっていただけることと思います。
河野工事課長、お忙しい中ありがとうございました。 |
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